令和元年の離婚率は約35%を突破したという。3組に1組以上となると、今や離婚自体は珍しいことではないが、相続はどのようになるか考えたことがあるだろうか。
養育権を手放した子どもや、元嫁に引き取られた孫なども相続人となることは、知らない方も多いのではないだろうか。離婚後でも血縁はつながっている。だからこそもめやすく、大きな火種となる可能性をはらんでいるのだ。
離婚を考えている方は、今のうちに相続の基礎知識をつけておこう。11月24日発売の『別れても相続人』(光文社)は、いざというときに冷静に対応するための相続マニュアルだ。
本書は、離婚や再婚を考えている人をはじめ、養親縁組を検討している人、相続対策を考えている人など、相続について不安がある方にオススメだ。
2025年からは団塊の世代すべてが75歳以上になる「大争続時代」がやってくる。誰もが相続のトラブルに関わる可能性があるのだ。
本書では、「前夫の祖父母の遺産を我が子に継がせる方法」や「前妻との間の子への相続問題」「子ども夫婦の離婚で会えなくなった孫に遺産を渡すには」など、リアルなケーススタディをもとに、離婚と相続の専門家がトラブルへの対応策を解説していく。一家に一冊おいておきたい入門書だ。
【目次】
はじめに 大争族時代に突入! これからは誰もが争族当事者になりえます
第1章 別れても相続人!? 相続の基礎知識
第2章 後妻(後夫)vs.前妻(前夫)の子どもの争い
~前妻(前夫)との間の子への相続問題~
第3章 前妻(前夫)チームvs.前夫(前妻)の実家チームの争い
~前夫(前妻)の祖父母の遺産を我が子に継がせる方法~
第4章 息子の父母vs.息子の前妻の争い
~息子が亡くなった後の、資産継承、祭祀承継問題~
第5章 祖父母vs.元嫁の争い
~子ども夫婦の離婚で会えなくなった孫に遺産を渡すには~
第6章 父親の家族vs.恋人(後妻候補)の争い
~父が再婚!? 先祖代々の土地や資産を守る、後妻業対策~
第7章 ステップファミリーの道を踏み出した人へ
おわりに 「争族」ではなく「想族」、さらに「笑顔相続」にするために
■寺門美和子さんプロフィール
てらかど・みわこ/AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)、上級プロ夫婦問題カウンセラー、相続診断士、終活カウンセラー、公的保険アドバイザー。お金と相続と夫婦問題の専門家。48歳で離婚、失意の底から資格を取得し起業。一般社団法人夫婦問題診断士協会代表理事。
■木野綾子さんプロフィール
きの・あやこ/弁護士、上級相続診断士、家族信託専門士、終活カウンセラー。裁判官を13年間務めた後、2010年弁護士登録(第一東京弁護士会)。2016年法律事務所キノール東京を開設し、現在に至る。相続・不動産関係・労働紛争(企業側)問題等を主に手がける。
1971年生まれ。23歳で結婚、夫は専業主夫、成人の娘2人。離婚歴なし。
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