2022年9月8日、『1日10分 小学生の言葉力1200 中学入試対応』(学研プラス)が発売された。
本書は、2007年の発売以来たくさんの小学生に選ばれてきた『中学入試 言葉力1200』を改訂したもの。中学入試にも対応した、本格的な語彙力が身につく1冊。
読解が苦手という子どもは、語彙が足りていない場合が多いという。「じゃあ語彙力をつけよう!」と思っても、何から手をつけたらいいのか......。そんなときに役立つのが本書。中学入試の読解の文章も分析しているため、小学生に必要な言葉を効率的に学ぶことができる。早くたくさんの言葉に触れれば触れるほど、覚えれば覚えるほど、「言葉の力」は強く豊かになっていく。
言葉の本には漫画などで楽しく学べるものも多いが、読むだけで本当に語彙力がつくのかと思う人もいるのでは?
本書には「穴埋め問題」「文作りトレーニング」という「書く」ための2つのステップがある。下段の穴埋め問題で知識を確認し、身につけることができたら、文作りトレーニングで知識を使ってみる。実際に「使う」場面を意識しながら学ぶことで、「言葉力」が向上する。
厳選された1200語は、「基本の言葉」「物語文の言葉」「説明文・論説文の言葉」という3つのカテゴリーに分かれている。順番どおりでも、苦手なものからでもOK。自分の状況に合わせて学習することができる。毎日10分、コツコツと続けていけば、約100日で1200もの言葉が自分のものに! 中学受験対策としても活用しやすい構成だ。
今回の改訂にあたり、旧版に収録されていた1200語すべてを見直し、検討したという。変化が大きかったのは外来語。15年経つと、もう当たり前の言葉になっていたり、15年前にはあまり意識していなかった概念が出てきていたり。小学生が学ぶ言葉にも、世相がかなり反映されている。
新たに加わった言葉は以下のとおり。
サスティナブル/コンテンツ/コラボレーション/グローバル/クレーム/スタンス/コンセプト/オプション/アップデート/モチベーション など
「言葉力」は大人になっても大事。中学入試の予定がある・ないにかかわらず、多くの子どもたちに手にとってほしい1冊。
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