共働き夫婦が増え、祖父母世代が孫の育児に関わるケースが増える昨今。かわいい孫の面倒が見られて嬉しい......はずが、「負担が大きすぎる」 「こんなはずじゃなかった」という後悔の声も少なくないという。家族間だからこそ不満を言いづらく、モヤモヤが蓄積されがちな孫育て。その陰に潜む実情とは?
8月23日発売の「週刊朝日」は、「孫育てがつらい!」と題して、「孫育て」に関する現役世代とシニア世代の価値観のずれを総力特集している。
特集では、シニア世代に向けた「孫育てでもめない心得」と現役世代に向けた「祖父母とのつきあい方」それぞれ10カ条を紹介している。
たとえば、祖父母側に孫や子どもが複数いる場合。誌面で紹介されているある家庭では、離れた場所に住んでいる孫とそうでない孫、息子夫婦が丁寧にお礼を言ってくれる孫とそうでない孫の間で、つい扱いに差が出てしまい、それがきっかけで息子・娘夫婦同士の仲が険悪になってしまったという。
こうならないためにはどうすればいいのか。「孫育てでもめない心得」10カ条には「他の子、親と比べない」、「祖父母とのつきあい方」10カ条には「孫の扱いは、決して平等にはならない」という項目がある。シニア世代は、「あっちの子にプレゼントしたときはすぐにお礼がきたのに......」などやたらと他の家庭とくらべないようにすべきであり、現役世代は「孫の扱いは差が出るもんだ」と泰然と構えておくべきなのかもしれない。
また、孫育てに関する講演やイベントを行うNPO法人「孫育て・ニッポン」で理事長を務める棒田明子さんによれば、「孫育て」で最も多いトラブルは実母と娘の間で起きるものだという。
「例えば急に子どもを預かってほしいとき、義母に対しては〝急なお願いで申し訳ありません〟と丁寧な物腰で言うところが、実母には〝預かってもらえるよね?〟となったりする。日常化してしまうとどうしても疲れるし、〝やって当たり前〟と思われて良い気持ちがする人はいない」(棒田さん)
特集ではほかにも、実際に起きたトラブルの事例、トラブルを起こさないための対処法、心構えなどを掲載。シニア世代・現役世代ともに読んでおきたい内容となっている。
その他、今週号の「週刊朝日」には、「資産価値を維持したい現役世代」VS「住めればいい高齢世代」の対立を取り上げた短期集中連載「高齢化するマンション」、6日に公開される映画「アキラとあきら」の原作・池井戸潤さんと監督・三木孝浩さんの対談、薄毛でも目立たない人やかっこいい人になるための「"薄毛ダンディー"になる」など、いま気になる情報が詰まっている。
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