暴言、無視、生活費を入れない、自分の間違いを認めない...。
夫からのモラハラに悩まされたことのある女性は多く、精神的、身体的、金銭的なモラハラは、離婚原因の上位になっているという。
福山れいさんの著書『モラハラ夫の精神的支配から抜け出す方法』(日本能率協会マネジメントセンター)では、モラハラ夫の精神的な依存から抜け出す方法を紹介している。
女性たちがモラハラ夫から抜け出せない背景には、「物理的・精神的に自立を阻まれている」ケースが多い。仕事を辞めさせる、生活費を入れない、子育てに専念させるなど、経済的な自立を阻み「お前なんかと一緒にいてやれるのは俺くらい」「俺のいうことを聞いていればいい」など精神的にも依存状態にさせる。夫を信じたい気持ちもあり、なかなかモラハラに気づくことができない人も。
福山さんは、37歳の時に2人の子どもを抱えてモラハラ夫と離婚をした。多くの被害女性と同様に、お金や仕事、自信がない状態から心理学を学ぶ。起業をして、「夫がこわい人のためのサポートカウンセラー」として多くの女性をサポートした。その中で、「もっとも重要なのは精神的な依存から抜けだし『本来の自分』を取り戻すこと」と感じたという。
本書では、モラハラ夫への精神的な依存から抜け出す7つのワークを中心に、被害者が自分らしく生きる人生を選択するためのヒントを紹介していく。
被害者という自覚がないケースも多いモラハラ。自分の人生を大切にするためにも、まずは自分自身の気持ちに向き合ってみよう。
本書の目次は以下の通り。
◇本書を読む前に知っておいていただきたい大切なこと
第1章 わたしは、なぜモラハラ夫と出会い、どうやって新しい一歩踏み出したのか
・モラハラ父と過保護母
・突然訪れた2つの死
・モラハラ夫との出会い
・我慢が当たり前の結婚生活から、離婚を決意するとき
・朝が来なければいいと願う日々を乗り越えて
・ないないづくしのスタート
・共依存って何?
・離婚する・しないよりも大切なこと
第2章 うちの夫はモラハラですか?
・そもそもモラハラとは?
・タイプ1 ボクは特別「貴族・おぼっちゃまタイプ」
・タイプ2 ボクが正しい「教祖・司令官タイプ」
・タイプ3 ボクは悪くないよ「低温やけどタイプ」
・タイプ4 ボクがチェック「個別生活指導タイプ」
・タイプ5 ボクはいい人!?「利害関係重視タイプ」
第3章 モラハラ夫の精神的支配から抜け出すための4ステップ
・ワークを始める前に
・ステップ1 今のあなたを知ろう
◆ワーク① あなたが踏み込んで欲しくないことはなんですか?
◆ワーク② はっきりとNoという練習をする
◆ワーク③ 物理的に距離を取る
・ステップ2 感情を意識しよう
◆ワーク④ 自分の思いを書き出すワーク (ネガティブな感情を書き出す)
◆ワーク⑤ 本当の気持ちに気づく
・ステップ3 自分軸を育てよう
◆ワーク⑥ 自分軸の『考え方・思考』をしよう
・ステップ4 セルフイメージをあげよう
◆ワーク⑦ いいこと日記
第4章 夫と関係なく、自分らしく生きるために
・心を優先して生きる
・人生に起ることにはすべて意味がある
・自分らしい人生を生きるために
・あなたへの課題「私への手紙」
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?