猛暑日が続き、ただでさえ体調を崩しやすい夏。体の不調が気候によるものなのか年のせいなのか、判断がつかず悩ましいこともあるのではないだろうか。
「ゆうゆう」2022年9月号(主婦の友社)と「MyAge」夏号 vol.27(集英社)ではそれぞれ、特にアラフォー世代で気になり始める体の不調について、判断基準の1つになるチェックポイントを含めて紹介している。
疲れる、しょぼしょぼする、かすむ......というような目の不調に悩んではいないだろうか。
「ゆうゆう」では、蒔田眼科クリニックの杉田美由紀院長に話を聞き、加齢からくる目の病気についてわかりやすく解説している。
中でも、誰にとっても身近なのが「老眼」。杉田さんは、老眼を自覚する年齢になったら、少なくとも年に1回は目の検診を受けることを推奨する。
「自覚症状がないままジワジワと進む病気のほうが、リスクの高いことが多いのです」
老眼が始まっているかどうかの目安は、新聞や本の文字が、目から30センチほど離さないと読めなくなったときとのこと。老眼鏡を使わずにいると、肩こりや疲れ目などの原因になることもあるそうなので、参考にしたい。
さらに、一定の距離に焦点を合わせる「単焦点レンズ」は読書や料理用、遠近両用・中近両用など2つの距離に焦点を合わせられる「多焦点レンズ」はパソコン用など、生活スタイルに合わせて複数の老眼鏡を使い分けるのもおすすめだ。
「MyAge」の「四十肩・五十肩 つらい痛みを我慢しないで!」は、肩にズキズキするような痛みがあったり、腕が上がらなくなったりという悩みをQ & A方式で取り上げた特集だ。回答者は、東京スポーツ&整形外科クリニックの菅谷啓之さん。ちなみに四十肩と五十肩は名前が違うだけで同じものだという。もともと五十肩と呼ばれていたが、発症年齢が40代に下がったことから四十肩という名前がプラスされたのだそうだ。
多くはどちらか片方の肩に症状が出るという、四十肩。肩こりが筋肉疲労なのに対して、四十肩は肩関節内の「炎症」である。加齢による組織の劣化の他、体の柔軟性がなくなって胸骨や背骨などとの連携が悪くなり、肩関節だけに負担がかかってしまうことが一因だそう。
本誌では、自分が四十肩になってしまっているかどうかチェックする方法として以下の5つのポイントが挙げられている。
1、 両ひじを90度に曲げて、左右の手を体の正面で合わせ、ひじを体につけたまま腕が左右に60度開く?
2、 バンザイできる? 洗濯物を干す、つり革をつかむなどの動作がしにくくなっていない?
3、 両腕を背中側に回し、ウエストから肩甲骨くらいまで動かせる? エプロンのひもを結んだり、ブラのホックを問題なくとめられる?
4、 寝ているときも痛む?
5、 横になってバンザイできる?
特に4の、安静にしているときも痛むのは四十肩の大きな特徴とのこと。夜間にかけて痛みが増す傾向があるそうなので、1つの目安になるだろう。
一方、5のように、普段は両手が上がらないけど横になれば上がるというときは、四十肩とは別の「腱板断裂」という肩の病気の可能性もあるという。痛みが長引くことが多いそうなので、当てはまる人は整形外科の受診を検討しよう。
どうしても体力の落ちやすい夏。アラフォー世代から気になり始める体の不調を我慢せず、本誌のアドバイスも参考に落ち着いて対処したい。
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