NHK「みんなで筋肉体操」や「カムカムエヴリバディ」に出演し、注目度急上昇中の村雨辰剛(むらさめ・たつまさ)さんをご存じだろうか。
鍛えられた美しい肉体美をもつ彼は、TVだけでなく、CMやファッション誌にも引っ張りだこだ。なんと生まれも育ちもスウェーデン。日本に憧れるあまり、独学で日本語を勉強しながら、高校卒業後に来日し、26歳のとき帰化して日本国籍を取得し、村雨辰剛と改名した。
日本のどこに引かれたのか?なぜ、庭師になったのか?なぜ、帰化までしたのか?など、数々の疑問に答えるとともに、素顔を公開したフォトエッセイ『村雨辰剛と申します。』(新潮社)が6月1日に発売された。
俳優業やモデル等、多岐にわたるメディアの出演に加えて、本業は庭師だという。独学で日本語を覚えるべく、片時も英和辞書を離さなかった少年時代や、必死に掴もうとした日本の高校への留学。他にも3か月のホームステイや、来日が叶った19歳のあの日のエピソード等、日本での生活を「冒険」と例えて、好きに忠実に進み続けた日々に、胸が熱くなる。溢れる日本への愛や、日本の伝統文化への想いが詰まった1冊を、カラー写真満載でぜひどうぞ。
すぐに読んでみたくなるトピックが並ぶ目次は、以下の通り。
プロローグ――「好き」が僕を日本に運んだ
第一章 日本を「好き」になった理由
僕が育ったスウェーデンの教育制度
日本語との出会い
戦国時代の歴史を知って「武士道」に憧れる
僕は「変わり者」で「一匹オオカミ」
「?(はてな)」がいちばん多かった国、日本
第二章 冒険が始まった!
「チャット」でどんどん日本語をアウトプット
時差8時間の日本の高校に「留学」のお願い電話
日本で暮らすチャンスがやってきた!
「期待以上」だらけの日本暮らし
日本で味わった青春
ホームステイを支えてくれたスウェーデンの先生たち
第三章 「庭師」という仕事との出会い
「もう一度、日本に行こう」
名古屋暮らしスタート
東日本大震災のあと、初めての帰国
スウェーデンに戻って考えたこと
「庭師」の仕事との出会い
「庭師」として生きていくと決めた
ハローワークで仕事を探す
「庭師」の仕事とは
つらいときは「天秤」にかける
第四章 「日本人」として、日本を想う
とうとう日本人になる!
親方・加藤剛さんとの別れ
南あわじで造園「国生みの庭」
衣食住に根付く日本の美意識
僕の思う「わび」と「さび」
「和暮らし」が楽しい
日本の「おもてなし」が好き
日本人として日本を見て思うこと
第五章 冒険は、続く
「好き」さえ見つかればどんなこともやっていける
入り口はいつも「わくわく」好奇心から
「郷に従い」ながらも、心の中は自由
演じる仕事
もちろん「庭師」は変わらず天職
「冒険心」が僕の原動力
■村雨辰剛さんプロフィール
1988年7月25日スウェーデン生まれ。幼い頃から日本に興味を持ち、日本語を勉強し始め、日本で日本人として暮らしたいという目標を持つ。高校卒業後、来日。語学講師として働き始め23歳の時、さらに日本の伝統文化と関わる仕事がしたいと造園業に飛び込み、見習いから庭師となる。26歳の時に念願の帰化が実現し、日本国籍取得と村雨辰剛に改名を果たす。
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