年賀状の準備は進んでいるだろうか。デザインは印刷に頼っても、相手のことを考えながら手書きで一筆添えると、受け取る人も嬉しいもの。でも、字が汚くて......という人におススメの本がこちら。
12月16日『中塚翠涛の万年筆できれいな字が書ける本』(宝島社)が発売された。監修は、中塚翠涛(なかつかすいとう)さん。NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の題字を担当したことでも知られる、いま、最も注目を集める書道家のひとりだ。
世の中のデジタル化が進む一方、「ペン字練習帳」シリーズは緊急事態宣言中に前年比1.8倍に部数を伸ばしたという。特に、最近では万年筆人気が高まっており、Instagramでの「#インク沼」の投稿数は10万件を超えている。
本誌は万年筆上達のための書き込み式練習帳だ。万年筆の基本や扱い方からスタートし、日常生活やビジネスにも役立つ言葉、フレーズを練習することができる。
万年筆はその名の通り、適切な手入れをすれば生涯使えると言われている。本誌では、インクの補充タイプやペン先の種類などこれから万年筆を使ってみたい人に向けた情報も紹介されている。
「じつは万年筆をよく使うようになったのは比較的大人になってからなんです」という中塚さん。使い始めると、万年筆ならではの表現力が魅力的で、どこへでも持ち歩くようになったという。
「万年筆のいいところは、インクの濃淡や線の太さ・細さで、そのときどきの"感情"が表せるところにあると思います。ぜひ気軽な感覚で万年筆を手に取っていただき、多くの人に万年筆で文字を書く楽しさを感じていただければうれしいです。」
万年筆ならではの書き味や濃淡を楽しみながら、美文字を習得できる本書。今から練習すれば、年賀状にもまだ間に合う。文字を書く機会が減った今だからこそ、「大人のたしなみ」としてもおすすめだ。
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