昭和レコードのドーナツ盤を5000枚もコレクションする放送作家・チャッピー加藤さん。今回、愛蔵版の中から厳選された1000枚のレコードを紹介する図鑑のような1冊が発売される。
2021年6月30日、『昭和レコード超画文報1000枚 ~ジャケット愛でて濃いネタ読んで~』(303 BOOKS)が発売予定だ。
昭和のドーナツ盤の歴史は、1959~89年の31年間だという。著者のチャッピー加藤さんは子どもの頃にジュークボックスを見て、「大人になって、まとまったお金が入ったら、この中に入っているレコードを全部買おう」と誓ったとのこと。そして、この期間に発売されたドーナツ盤を5000枚も集めたという。
本書では、チャッピー加藤さんが自身のコレクションの中から厳選した1000枚が紹介される。写真はすべて撮り下ろしで、入魂の解説がつけられている。
まるで、図鑑のような詳細な解説だ。途方もない労力が費やされていることがわかる。
他にも、気になる特集が満載だ。
■昭和レコードを堪能するのにコクを出す7つの香ばしいネタを紹介
1 南こうせつの兄の店に本当にあった紅茶のカップ。
「HELLO」と「GOOD-BYE」行ったり来たりの作詞秘話
2 ロザンナのお兄さんは日本で歌手をやっていたのか?
収録前日に偶然入手したドーナツ盤ジャケが縁を
3 外国曲を日本語でカヴァーが多い頃に逆輸入的な展開も。
「ウナ・セラ・ディ東京」大ヒットは縁がつないだ
4 B面に恋をして名曲ラッシュの聖子。
ちあき、細川、大滝、売上げNo.1は450万枚の...
5 ソロではなく「バンド」にこだわり続けたジュリー。
いつも心に井上堯之バンドが。お互いの道へのリスペクト
6 プロ野球選手ならレコードを出して当然の時代。
「イケメン編」「男くささ編」星野、江本、定岡、小林繁...
7 なんでも「音頭」とMIXの時代。
五輪、酒飲み、交通安全、巨人、ルパン、しんちゃん、ビバノン、ハワイアンに...丼! 温度!?まで
■年表で見る[昭和と歌謡界とヒット曲]
■下井草 秀、スージー鈴木、石黒謙吾も特別寄稿!
下井草 秀
歌謡曲の「続編」の検証で壮大なサーガが現れた。3年、5年、7年...
そして33年の時を超え
スージー鈴木
昭和歌謡の作曲家で草野球のオーダーを組んだら監督はやはりあの人だったが理由は「野球が下手そう」!?
石黒謙吾
米軍基地から湧き出た泉が昭和歌謡という大河に。ドローンのように1000枚俯瞰で合流も支流も氾濫!? も見えた
■掲載全楽曲をチェックできるスペシャルサイト
なんと、スペシャルサイトで掲載全楽曲のリストを公開。
掲載順、曲名順、アーティスト名順、年代順で並べ替えられ、掲載ページもわかる。また1000曲からランダムで楽曲にまつわるツイート文が生成される「今日の名曲」機能を搭載。クリック1つでツイートできる遊び心満載のページだ。
昭和レコードの魅力をこれでもかと堪能できる研究書のような1冊。当時レコードに魅了されていた人はぜひ手に取ってみてほしい。
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