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2021年はスキルアップしよう 「25」と「6」で運を味方に!/琉球風水志シウマ インタビュー(2)

 今、占い界で注目を集めているシウマさん。日常生活ですぐにできる開運法を著書『琉球風水志シウマが教える 身の回りをパワースポットに変える「数字の魔法」』(講談社)で紹介している。

 シウマさんがすすめる開運法は、琉球風水と姓名判断や九星気学を基に、独自に編み出した「数意学」によるもの。身近な数字を意識し、自分が動くことで運をつかむための道しるべだ。1回目のインタビューに続き、シウマさんに、覚えておきたい2021年の開運ポイントを聞いた。

資格取得のための勉強や雑学に触れ、実力をつけよう

―― 来年こそ、良い年にしたいと思っている人は多いと思います。開運のポイントを教えてください。

シウマさん(以下、シウマ):暦では、2021年は本当に実力を持っている人が、きちんと評価される年になる。少しでもスキルアップにつながる行動をしておかないと、ポツンと置いて行かれるかもしれません。
 たとえば、資格取得に挑戦する、漢字ドリルをやってみる、雑学に触れ知識を増やす......。どんな小さなことでも、新しいことを始めるのにいい年です。この『数字の魔法』も雑学の一つ。話のネタに、人とのコミュニケーションを円滑にするきっかけづくりにも役立ちます。
シウマさん BOOKウォッチ編集部撮影
シウマさん BOOKウォッチ編集部撮影

―― おすすめの数字はありますか。

シウマ:勉強をするなら「25」。ノートに書いておくだけでも意識が変わり、運を味方につけられますよ。

―― ほかに、覚えておきたい数字は?

シウマ:2021年は滞っていたものが急に進み出したりする年でもあります。実力があっても壁に当たってどうしようもなくなったとき、道を開いてくれるかもしれないのが「6」
 「数意学」でいうと、「6」は先祖に守られることを表しています。「16」も自分のルーツを象徴する数字です。来年は"目に見えない力"を意識することで運よく過ごせる一年でもあります。
 自分のルーツに感謝することをより一層大切にしたい年です。お墓参りに行けない人は、例えば6分や16分になったら、お墓のある方角の空に向かってご先祖さまに感謝の気持ちを伝える。私なら、沖縄の方角に向かって手を合わせます。

―― ルーツといえば、シウマさんは琉球風水師のお母様に影響されて、この世界に入られたとか。

シウマ:そうです。学生時代、野球に打ち込んでいたのですが、母が対戦相手の攻略法を風水の観点からアドバイスしてくれたのがきっかけでした。最初は私も半信半疑だったのですが、言うことを聞いてみると、良い結果が残せた。そのうち対戦相手だった野球チームも母にアドバイスを求めてくるようになって(笑)。次第に私も琉球風水の道を志すようになりました。

動くことから物事が始まる

――そもそも琉球風水は、沖縄ではよく知られているものなのでしょうか。

シウマ:ほとんど知られていません。琉球風水は、琉球王国時代に王族や士族が中国の風水を取り入れ、沖縄の地形に合わせてアレンジをしたもので、いわゆる地理学なんです。風水師は、沖縄の言葉では風水を見る人という意味で「フンシーミー」といい、その土地や人に応じて環境を整えていく役割があります。
 そして、琉球風水の基本は「動くことから物事が始まる」と言われています。動きやすさを重視し、「気」を循環させることの大切さを説いています。気を循環させることは、室内の空気の流れにも関係していて、琉球時代の士族の家を調べると、必ず風通しを良くする工夫がなされているんですよ。

――ご自身で調査されたのですか?

シウマ:琉球風水そのものは、伝聞のみで文献がなかったため、そこにたどり着くまでに時間がかかりました。最近ようやく文献が見つかって、答え合わせができてきたのが、ここ10年くらいです。
 首里城や士族の家の跡を母と一緒に歩いて検証し、琉球王国時代の人々の暮らしぶりを知るにつけ、地理学に基づいているということがはっきりしました。
首里城 守礼門
首里城 守礼門

――例えば、どんなことですか。

シウマ:一般的な風水では、北東・南西・真ん中の鬼門に水回りがあることはNG。なのに、沖縄の士族の家は必ず南西側に井戸があるんです。暑いときに水をまくのに一番都合の良い場所だったんでしょうね。
 ほかにも士族が作った町や場所を見ていくと、塩害を防ぐために風が通り、年中緑が生い茂るような環境が整えられていることもわかりました。理にかなった琉球風水は、気持ちよく健康に過ごすための暮らしの知恵のような役目もあったと思います。

――そこまで琉球風水に魅せられたのはなぜでしょう。

シウマ:母に影響を受けたとはいえ、なぜこれほど琉球風水に関わってしまったのか自分でも不思議に思っていたのですが、最近、私の先祖は、王族と深い関わりがあり、琉球風水を学び広めた人たちと一緒に仕事をしていたことが分かったんです。

――もともと関わりが深い家系だったのですね。

シウマ:それが分かった時、これまで経験したことの点と点が線でつながったような気持ちでした。
 時代によっても柔軟に変化してきた琉球風水をベースにし、姓名判断や九星気学のエッセンスを加えた私の「数意学」が、一つでもみなさんの開運のきっかけになれば幸いです。(おわり)

●プロフィール
シウマ
1978年6月13日生まれ。沖縄県沖縄市出身。母の影響で沖縄独自の琉球風水を始める。姓名判断や九星気学も学び、雑誌「ViVi」「anan」「女性自身」などで開運アドバイスを行うほか、携帯サイトの占いコンテンツを監修。2019年「ニノさん」(日本テレビ)に出演した際、お笑い芸人・野性爆弾くっきー!さんの改名を行い話題に。現在は「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ)に、レギュラー占い師として出演中。2020年10月8日に新刊『琉球風水志シウマが教える 身の回りをパワースポットに変える「数字の魔法」』(講談社)を上梓した。琉球風水の道を志している者という意味で「琉球風水"志"」と名乗っている。

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