『服従』で日本でも知られるフランスの人気作家、ミシェル・ウエルベックの新作『セロトニン』(河出書房新社)が発売即重版になっている。フランスで40万部超のベストセラーだ。
「外の世界は辛く、弱者には容赦なく、約束はそこでは決して守られず、愛は、おそらく唯一の、信じるに足るものだったのだ。」(本文より)
巨大化学企業モンサントを退社し、農業関係の仕事に携わる46歳のフロランは、恋人の日本人女性ユズの秘密をきっかけに〈蒸発者〉となる・・・暗く美しい愛の物語だという。「セロトニン」とは脳内の神経伝達物質の一つで精神を安定させる働きがあるとされる。
ウエルベックは1958年、インド洋の仏海外県レユニオン島の生まれ。複雑な家庭環境で育ち、波乱に満ちた人生を歩んできたことで知られる。98年に『素粒子』がベストセラー。 2010年『地図と領土』でゴンクール賞受賞。15年には『服従』が世界中で大きな話題を呼んだ。
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