名前は有名だが、文体が難しくてなかなか読めない作家、泉鏡花(1873~1939)。株式会社KADOKAWAは、2019年8月30日に刊行した単行本『本当にさらさら読める!現代語訳版 泉鏡花 [怪異・幻想]傑作選』(監修&解説:秋山稔・金沢学院大学学長/泉鏡花記念館館長、訳:白水銀雪)が好評につき、このほど早くも重版を決めたことを明らかにした。
没後80周年を記念した出版。「近代の文豪の作品を、 21世紀を生きる我々の現代語に訳す」というチャレンジングな試みだが、発売前から、「泉鏡花の美しい現代語を、さらに現代語訳するとは何事か!」といった批判が熱心なファンから出るなどSNSで話題になっていた。
「鏡花の原文を神聖不可侵とし、現代人のリテラシーの低さを嘆いているばかりで、一部の限られた人だけが鏡花の読者となる状況がどんどん進むのは、良いことなのだろうか」というのが刊行動機だという。
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