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低所得から抜け出せない人 3つの習慣

 働いても働いても給料が上がらず苦しい生活を強いられている人、思うように貯金ができずに人生設計が立てられない人など、お金の悩みは尽きません。
 でも、「なぜ自分はお金に苦労するのか」ということについて考えたことがありますか?
 「給料が低く、なかなか上がらないから」?では、なぜ給料が上がらないのでしょうか?
 そういう会社に入ってしまったから、あるいは会社員という生き方を選んでしまったからかもしれません。それらはすべてこれまでの人生のなかでの思考や選択、行動の結果です。
 
 『バカとブスほど金稼げ!』(マネジメント社/刊)の著者で実業家の泉忠司氏は、お金持ちになれる人とそうでない人では「思考」も「行動」も「環境」もすべてが違うとして、その違いについて解説しています。そこには、無視しようとしてもできないほどの差があるようです。

■金持ちになりたかったら身近な人のアドバイスは聞くな!
 人間は経済的に自分と同じくらいの階層の人とコミュニティを作ります。親しく付き合っている友人グループの中に一人だけ突出したお金持ちがいるということはまずありませんし、お金持ちのグループの中に一人貧しい人が入っていることもほとんどありません。
 注意しなければならないのは、同じ階層の人同士では考え方も行動も似てくること。逆にいえば、似たような考え方で似たような行動をしてきたからこそ、似たような経済状況になっているのです。
 だとしたら、これからお金持ちになりたい人は、身近な友人のアドバイスは聞いてはいけません。なぜなら彼らは「お金持ちになれない考え方と行動」をしている人なのですから。

■所得が低い人に特有の「メンタルブロック」
 これはよく言われることですが、お金持ちになれる人とそうでない人では、お金に対する意識がまったく違います。
 多くの人は内心では「もっとたくさんお金が欲しい」と思っているはずですが、一方で私たちの身の回りには「お金は汚いもの」「お金の話を他人にするのははしたない」という価値観が根強くあります。そのせいか素直に「お金が好き」と言えないことが多いのです。でも、お金とは自分が世の中に与えた価値の対価として得られるもの。だから、稼ぐことをやましいと思う必要はまったくありません。
 素直な気持ちで「お金が大好き。もっと稼ぎたい」と言えた時が、お金持ちへの道のスタートなのかもしれませんね。

■サラリーマンと経営者、どちらがリスキーか?
 「サラリーマンと経営者、どちらが安定していると思いますか?」と聞かれたら、ほとんどの人は「サラリーマン」と答えるはずです。確かに、会社が倒産したり自分が何か不祥事を起こさない限りは、基本的にほとんど解雇されることなく給料をもらい続けられるサラリーマンは今でも「安定」の代名詞として語られていますよね。
 でも、会社の倒産や吸収合併、リストラなど、自分の責任外のことで収入を失ってしまう側面はやはりありますし、会社がなくなった後のことを考えると、いち社員よりも経営経験がある人物の方が先々は明るかったりします。
 経営者を目指すわけではなくても、「サラリーマンは安定」という言説に惑わされずに、物事の本当のリスクを見極めること。そしてそのリスクを回避するために収入源を複数用意する周到さこそが「お金持ちになる人」の特徴だといえます。

 お金が欲しいなら遠慮なく稼ぎにいくべきで、それはきちんとした知識とノウハウがあれば決して不可能ではないことを本書は教えてくれます。経済的に苦しい思いをしつつ現状から抜け出す方法がわからないという人にとって、本書から得るものは多いはずです。
 なりたい自分になるために、やりたいことをやるために、お金持ちなら常識として知っているビジネスノウハウを学んでみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)

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