インターネットを使って誰でも気軽に物を売り買いできる時代。Amazon等を利用して商品を仕入れて販売するということを副業としてやっている人は、以前ほど珍しくなくなった感があります。
さほど手間がかからず、上手にやれば会社で得られる収入と同じくらい稼げるとあって、この副業に興味を持つ人は多いと思いますが、「何を売れば儲かるのか?」という判断は素人には難しいところ。ここがネックとなってなかなか実行に移せないという人もいるはずです。
『1日15分で月10万稼ぐ カメラ転売』(東尾伸護/著、遊タイム出版/刊)はこんな悩みに一つの答えを出しています。
タイトルの通り、この本で取り上げられているのは「カメラ」。著者の東尾伸護さんは、仕入れる商品をカメラに絞ってネットで転売したところ、本業の収入を優に超える額を毎月稼ぎ出すことができるようになったといいます。
しかし、なぜ「カメラ」なのでしょうか?そこにはこんな秘密がありました。
■流行り廃りがない
東尾さんによると、カメラを商品にしてビジネスをすることのメリットは、流行り廃りがなく、長期的に稼げること。もちろん新製品が次々に発売されますが、カメラ自体の需要がなくなることはあまり考えられません。
特に注目すべきなのはデジタル一眼レフの、中上級者向けのモデル。このジャンルは開発に長い時間がかかるため、新製品の発売サイクルが3~4年と長いのです。それゆえ販売価格やオークションでの取引価格が下がりにくく、一度儲かる商品を覚えてしまえば長く稼ぐことができるといいます。
■専門知識がいらない
デジタル一眼レフのような「デジタルカメラ」を扱っている限り、専門知識は必要ありません。知識らしい知識は、決して多くない商品を覚えるだけです。宝石や骨董、株の売買と比較すると、必要な知識の量は圧倒的に少ないのです。
■偽物がない
たとえば有名ファッションブランドの服やバッグを転売する場合、そこには偽物を掴まされる危険性がつきまといます。個人的に使うものならともかく、偽物を仕入れて顧客に売ったことがわかったら、法的な責任を負うリスクがあるのです。
ただ、カメラは精密機械ですから、簡単に複製を作ることができません。そのため偽物を掴まされるリスクは低いといえます。
■マニアがいる
そして、強烈なマニアがいることも、カメラ転売の利点の一つです。カメラのためならお金に糸目をつけないマニアが常に一定数存在することは、ビジネスをする際の追い風なのです。
今回は、カメラの売買による副業の利点を取り上げましたが、実際にどうやってビジネスを始め、展開していけばいいのかわからないという人もいるはずです。
本書にはその点についても詳細な解説がされており、手にとってみると「自分でもできるかも!」と副業で稼ぐ決心がつくかもしれません。
(新刊JP編集部)
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