「このままでは、企業も国家も滅びる!」。ともに昭和14年生まれ、卒寿を超えた著者2人の危機感があふれ出る。
「沈黙の罠」「空気の支配」「リーダー不在」の恐ろしさを、人名を挙げて熱く語る。今まさに新型コロナウイルスによって世界が翻弄され、わが国も混迷の度を深めている。こんな時こそ本書に示された「揺るぎない指針」が貴重になる。
丹羽字一郎は、周知のように伊藤忠商事の元社長・会長・元中国大使。平易にして知見に満ちた著者はしばしばベストセラーに。
保阪正康は近代史研究の第一人者。半世紀に渡り「歴史の教訓」を追い、昭和史の謎に肉薄する著者は、やはり多数の読者を得ている。両者の初顔合わせだが、「この対話には僕らの『覚悟』がある」と丹羽は言い切る。「不安の時代こそ冷静に」と保阪は説く。そうだ、いったい誰が「悪人」なのか、ゆっくりと考えてみよう。「明日」のためにどう生きるかが見えてくる1冊。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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