プロ野球選手は現役引退後、さまざまな職業で活躍しているが、企業研修を本業にしている人は、本書の著者、白井一幸氏くらいではないか。2006年、44年ぶりの日本一を獲得した日本ハムファイターズでヘッドコーチを務めた白井氏は、万年最下位争いをしていたチームを、強豪チームに改革した立役者とされる。特に若手の育成には定評があり、「日本一の二軍監督」の異名を持つ。
スパルタ教育が当たり前だった野球界に、コーチングの手法を導入した当初は「そんな甘っちょろい教え方で強くなれるか」とフロントはもちろん、ファンからも総スカンをくらった。しかし、今やその実績が買われ、多くの企業で社員教育に当たる。
昭和の古い指導スタイルを捨てきれない「鬼コーチ」と白井氏がふんする神コーチの対話で進む本書は、自身が経験したことなのか、説得力に富む。
リーダーも新入社員も一読を。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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