「EINSTEIN'S　BOSS　アインシュタインズ・ボス」　ロバート・フロマス/クリストファー・フロマス著　三輪美矢子訳

自分よりも優秀な部下をどう扱うべきか。現代のリーダーこそ抱える新しい悩みではないだろうか。

テキサス大学の医科大学院長である著者が自分よりも優秀な研究者や経営のプロのチームを率いる中で編み出した10の黄金ルールをまとめている。

その中では、プリンストン高等研究所所長で「アインシュタインの上司」だったエイブラハム・フレクスナーが実際に天才たちのチームをかじ取りしたエピソードが数多く登場する。

本物の天才はごくまれにしかいないが、自分より少し優れている人を率いるときに役立つ内容も掲載されている。部下がが1人でもいる人なら、思わず膝を打つヒントが得られる。才能のある部下たちの潜在能力を高めるのか。偉人の知恵を借りて、イノベーション時代にふさわしいリーダーのあり方を今一度考えたい。