「外食逆襲論」　中村仁著

新3K（きつい、帰れない、給料安い）。現在の飲食業界はこう表現されることも多い。どうすれば、人手不足＆労働環境のブラック化を解消し、飲食業界を再生させることができるのか。

業界シェアナンバーワンの飲食店向け顧客・予約台帳サービスアプリを開発・提供する「トレタ」の経営者・中村仁氏の最新刊『外食逆襲論』は、消費されるお店づくりではなく、飲食店が常連客を獲得し繁盛店をつくる最速戦略を説いている。上位20％の常連客が売り上げの80％をもたらすという「パレートの法則」に加えて、トレタのビッグデータから、来店2、3回目のお客さまが新しい常連予備軍だということを解明した。

堀江貴文氏をして「これを読んだ人しか、未来の外食業界で生き残れない！」と言わしめた本書は、差別化を競い、刹那的な新規集客に疲弊しているお店こそ必読の1冊だ。