普通の会社員、公務員、税理士、専業主婦...マジメに働く善良な人々はなぜ転落したのか。
ふとした邪心や油断、運命のいたずらによって犯罪に手を染め「現在は無職」となった33人の被告人が、犯行に至るまでの経緯を裁判長に向かって訥々と話す様子をノンフィクション作家・北尾トロさんがつづる。
その人間模様は時に滑稽で、時に悲しい。
例えば、コンビニでおにぎりを35個を盗んだ43歳の男は3つの大学を卒業した元公務員。逮捕時の所持金は147円だった。
仕事一筋の40代の課長はパワハラに悩み、妻からは冷たくされ、たまりにたまったフラストレーションが臨界点に達して、電車内で女子高生の前で性器を露出した。「ストレス解消のため痴漢も考えたが、露出することを選択した」と法廷で答えた。
誰にも「別の顔」があることを痛切に感じる。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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