世知辛い世の中である。そんな世間の冷たい風を感じたときは、優しい女将(おかみ)のいる居酒屋にちょっと立ち寄りたくなるものだ。
著者は、「看板出さない」「宣伝しない」「入り口わからない」というコンセプトで、行列のできる大繁盛居酒屋を経営する岡村佳明氏。マンガを描くのは「風のフィールド」など、かつてスポーツもので大ヒットを飛ばした、みやたけし氏だ。
舞台は看板も店の名前もない、とある地方都市の小さな居酒屋。母が人生をささげてきたこの居酒屋を突然、引き継ぐことになってしまったケン太28歳。やる気も知識も経験もない若者が、一念発起して、閑古鳥の鳴く居酒屋を繁盛にしていく。
どこかなつかしい、みやたけし氏のマンガに心が癒されるだけではなく、これからの時代に必要な「商売繁盛」のヒントがいっぱい詰まった1冊である。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
記事一覧 公式サイト当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?