「ゴーン逮捕!」。そのニュースは締め切りの10日前突然知らされた。「日産自動車極秘ファイル2300枚」はカルロス・ゴーンがやってくる13年前、労働組合の絶対的権力者「労働貴族」塩路一郎氏にたった一人で「義憤の戦い」を挑んだサラリーマンのドキュメントである。
著者の川勝宣昭さんは当時、日産自動車の広報課に勤める管理職。新人社員時代から組合が異常な権力を持つ日産の組織に対して違和感をもっていた。そしてその組織の腐敗はどんどんとひどくなっていった。
このままでは会社がおかしくなる。そう思った1人の課長が立ち上がり、7年間戦い抜いた。紆余(うよ)曲折あったものの最後は塩路一郎氏を退任させるまでいたった。そう、この本は実録版の「半沢直樹」なのである。著者が墓場まで持っていこうとした「極秘ファイル」2300枚を元に構成した「ある一社員が会社を変えようとした」嘘のような本当の話。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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