2019年4月30日で「平成」の世が終わる。一体、平成とは日本にとってどんな時代だったのか。また、新しい時代では、一体何が変わり、何が変わらないのか。そのヒントを読み解くため、大蔵・財務官僚として20年、その後、学者として10年、日本経済を見続けてきた本紙でもおなじみの著者が、平成経済史を徹底分析したのが本書だ。
本書の特色は、経済政策に実際に携わる現場と、それを客観的に分析するアカデミズムという著者のふたつの経験から得た生々しい話の数々。バブル崩壊や消費税導入の際の攻防、長銀など銀行破綻の実態、日本企業没落の理由や金融緩和政策の本当の意味など、日本経済が超低空飛行をし続けた真の理由が、面白いほどよくわかる。
「失われた20年」いや「失われた30年」を2度と繰り返さないためにも、全ビジネスパーソン必読の1冊といえるだろう。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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