大手電機メーカー社員だった40歳の平原晴弘は、突然人事に呼ばれリストラを通告される。ハローワークで見つけた次の就職先は、経営危機に直面した中小電機メーカー「ソルケイア」だった。
ちょうどその頃、「ソルケイア」では、技術者だった社員の曾根の遺体が自宅マンションから発見され、混乱のさなかだった。曾根の死因は感電死。周囲によると曾根は太陽光発電装置の開発中に「水が燃えた」と周囲に漏らしていたという。そんな会社に入社した平原は、なぜか人事課長として採用され、社長から「ある3人の社員を退職させてほしい」と命を受ける。リストラされた自分が、まさかリストラを通告する側にまわるとはと困惑する平原だったが、リストラ候補者となった社員と面談を重ねた平原は、やがて3人と曾根との奇妙な関連性に気づく。
果たして曾根の死は単なる事故死なのか、それとも殺人か。そして水は、燃えたのか――。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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