最近、コンビニで外国人店員に接客される機会が多くないだろうか。しかもネームプレートを見ても、どこのお国の人かもわからない...彼らはいったい何者? なぜ日本に? そんな身近な疑問に答えてくれるのが本書だ。実は全国の大手コンビニで働く外国人店員の数はすでに4万人超、20人に1人の割合だ。ベトナム人やネパール人が急増中だという。
東大の院に進んだ者もいれば、一部屋に8人で共同生活を送る者もいる。廃棄の弁当をもらうのが楽しみだったり、日本語の勉強になると仕事に前向きだったり。乱立する日本語学校の「闇」にも触れたこの丹念なルポから垣間見えてくるのは、もはやこうした外国人労働者なしに立ちゆかなくなりつつある日本の姿だ。なんと、日本はもはや世界第5位の「外国人労働者流入大国」なのだという。
素朴な疑問から出発し、やがて日本の未来図までが俯瞰(ふかん)できる快著である。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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