吉原と聞いて、何をイメージするだろうか。実は江戸時代の遊郭・吉原は、老若男女の人びとから愛された一大テーマパークのような場所だった。本書は、当時の極彩色の浮世絵などをカラーでふんだんに盛り込み、「夢の世界」吉原を現代によみがえらせた注目の1冊だ。
吉原の花魁(おいらん)は江戸の大スターで、流行の発信源でもあった。「浮気は厳禁」「遊女はツンデレ」などといった独特のしきたりが魅惑をかき立て、花魁道中や季節ごとのイベントには大勢の「観光客」が押し寄せる江戸人たちの憧れの地であった。「大人の夢の疑似夫婦関係」を愉(たの)しむだけでなく、江戸文化の粋を愛(め)でる場所だったのである。
本書を読めば、粋な遊び方から、歴史、時代ごとのスター名鑑まで、手に取るようにわかる! 艶やかで魅力あふれる吉原に浸ることができる必読の快著。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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