高度経済成長に沸く1958年、著者が在籍した文化服装学院師範科はデザイナーのコシノジュンコ、ピンクハウスの創業者金子功など才気あふれる若者が切磋琢磨(せっさたくま)する場所でもあった。その後ジュンコに続き、モードの本場パリへ。デザイン画と型紙作成で名が売れ、パリで出店(のちのケンゾー)。西洋の伝統に逆らうかのような原色と木綿中心の素材選びによる"ケンゾーファッション"を実現させる。
パリで成功したのは、当地で自由・反体制の風潮が広まっていたこと、大量生産のプレタポルテが台頭していたことなどに対応したファッションを生み出せたこと。「いくつもの偶然が重なったのだ」と自己分析する。
本書では人生のパートナー、貴族で建築家のグザビエとの出会いと別れ、共同経営者との衝突などが赤裸々に語られる。コシノジュンコ、山本耀司(デザイナー)との対談も読みどころ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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