1人あたり3500万円もかかる抗がん剤、その大半が保険料と税金で賄われている――この問題を世に広めたことでも知られる現役の医師。根強いファンがいるという歯にきぬ着せぬ筆致は本作も健在だ。
「"失敗しない"と言う医者を信用してはいけない」「希望はときに患者を苦しめる」「延命よりも大切なものがある」といった言葉は、ときに「医者にあるまじき発言」と批判されることもあるという。しかし、「高額すぎる抗がん剤で老人を無理に延命させることにどれだけ意味があるのか」といった問いかけと同様に、誰かが言わねばならないことでもあるのだろう。
およそ大新聞には載りづらい主張も多々あるが、講演会で話すと、「誰もが思っていることをよくぞ堂々と言ってくれた」と言われることが多いという。
毒とブラックユーモアも交えながら本質をついた稀有(けう)な医療論。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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