著者と同郷の福岡の士族で明治の自由民権運動に関わり玄洋社を設立、「アジアの巨人」と呼ばれた頭山満の若き日を描いた大迫力の漫画巨編。
頭山ら士族は、藩閥政治に堕した明治維新のやり直しを目指して士族の乱を起こし、ついには西郷隆盛とともに西南戦争を戦うが、明治政府の国民軍の前に敗れた。頭山らは剣から言論に武器を換えて自由民権運動に邁進(まいしん)する。
本書では、頭山が西郷ななきあとの自由民権運動の指導者として土佐の板垣退助に決起を促すために土佐に向かい、板垣や植木枝盛らと交流、福岡に帰り玄洋社を設立、仲間たちと自由民権運動に奮闘する様子を描く。自由民権運動の原点は、「万機公論に決すべし」という明治天皇の五箇条の御誓文にあり、これこそ日本の民主主義の原点とする。決して戦後のGHQによって与えられたものではないという本書の主張も納得できる迫力の書。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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