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「隠れ貧困　中流以上でも破綻する危ない家計」荻原博子著

夕刊フジの書評から
2016/4/ 8
 　実質賃金は下がり続け、税や保険料、生活品の価格は上がる一方の昨今。ぜいたくしていないのに、なぜかまったくお金がたまらない。どころか年々苦しくなっているような気がする。はた目には人並みの生活をしているが、本当は教育費と住宅ローンほかでカツカツ。自分たちの老後のことは考えるだけで怖い―。
　そんなあなたは、目に見えない「隠れ貧困」を抱えている。どうお金を増やすか、家族の病気や介護のリスクに備えるか、そして老後破産をどう防ぐか。年収800万円でも危ない。そこそこお金がある人ほど出費も多く、実は深刻なケースも多いという現実にズバリ斬り込む。
　40代、50代の働き盛りの生活実態を追った迫真ドキュメントと、家計立て直しのノウハウがこれでもかと詰まった１冊。発売即重版も決定、「隠れ貧困」という新語が今後話題を呼びそうだ。

書名：隠れ貧困　中流以上でも破綻する危ない家計
著者：荻原博子
発行：朝日新書
定価：７00円＋税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代～60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」（http://www.zakzak.co.jp/）で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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