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「呼出秀男の相撲ばなし」山木秀男著

   “土俵上の妖精”と若いファンにも親しまれ、2014年末、白鵬と鶴竜の取組の呼び上げを最後に惜しまれつつ引退した元立呼出(たてよびだし)の著者。
 通常の観戦では見過ごしがちな「呼出」「行司」「床山(とこやま)」など裏方さんの仕事から、力士や親方、部屋や取組の話まで名調子で語る。
 著者の苦労話や失敗談も含め、長年、大相撲の世界で働いたからこそ知る悲喜こもごもの話(土俵上でトイレに行きたくなった力士、ホームシックの外国人力士をおかみさんが支える)など裏話も満載。また、生観戦のポイントも豊富に書かれていて、大相撲の“通”な楽しみ方がわかる。
 若手の力士が活躍し、イケメンの行司や呼出を追っかける「スー女(女性ファン)」もいるという相撲ブームの時代に最適な1冊である。

書名:呼出秀男の相撲ばなし
著者:山木秀男
発行:現代書館
定価:1200円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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