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「空棺(くうかん)の烏」阿部智里著

  人間の代わりに八咫烏(やたがらす)の一族が支配する世界「山内」を舞台にした、和風ファンタジーの第4弾。松本清張賞受賞作『烏に単は似合わない』から、『烏は主を選ばない』『黄金の烏』と続くシリーズは累計20万部に達する勢いで注目されている。
 本作の舞台は山内を統治する宗家の近衛集団を養成するための訓練学校「勁草院」。才能を認められた15歳から17歳の少年たちが集められ、全寮制で上級武官になることを目指す厳しい指導を受ける。平民の茂丸、下人に千早、大貴族の明留、そして武家の雪哉ら新入生には、さまざまなお難題が課されていく。
 背景には現在、皇太子の地位に就いている若宮を推す一派と、廃太子された長兄・長束を推す一派の対立があり、教授陣にも不穏な動きが…。
 生まれも育ちも異なる少年たちは、果たして過酷な競争を勝ち抜き、エリート武人になれるのか。友情と冒険、青春がたっぷり詰まった1冊だ。

書名:空棺(くうかん)の烏著者:阿部智里
発行:文芸春秋
定価:1500円+税

夕刊フジ

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