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「偽造同盟」岡田秀文著

  戦後70年を迎える今夏。日本の行方を左右したかもしれない、占領下の闇が浮かび上がる傑作歴史ミステリー小説はいかが?
 1943年初頭、陸軍参謀本部は戦局転換を目的としたアメリカ経済打撃策「米ドル紙幣の偽造計画」を開始。だが、実行を目前に第二次世界大戦は終わり、偽ドルの原版と印刷機は陸軍特殊部隊によって破壊・隠蔽されたはずだった―。
 1947年夏、東京で起こった殺人事件の現場で旧陸軍が製造したと思われる偽造ドル紙幣が発見された。消滅したはずの計画が露見することを恐れた日本政府は、印刷機回収のため秘密裏に捜索を始める。手がかりは当時、印刷機破壊を命じられたまま行方不明となった6人の将校。
 しかし、そこにはGHQ(連合軍総司令部)によって巧妙に仕組まれた偽装のわなが待っていた。手に汗握る「日米露、究極のだましあい」が繰り広げられる。

書名:偽造同盟
著者:岡田秀文
発行:幻冬舎
定価:1700円+税

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