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「下山事件 暗殺者たちの夏」 柴田 哲孝著

  「私の祖父は、実行犯なのか―」。その強烈なうたい文句で世間を震撼(しんかん)させ、日本推理作家協会賞・日本冒険小説協会大賞を受賞した傑作ノンフィクション『下山事件 最後の証言』。
 あれから10年、満を持して著者が世に問う“小説”が本作だ。昭和史最大の謎と呼ばれる「下山事件」。戦後間もないGHQ占領下の日本で、昭和24(1949)年7月5日、初代国鉄総裁が失踪。翌6日未明、線路上で轢死(れきし)体となって発見されたが、自他殺不明のままに捜査本部が解散。事実上の迷宮入りとなって現在に至っている。裏では政財界の大物、日米諜報員、特務機関員などが暗躍したといわれているが果たして…。
 戦後70年、脈々と続く日本の闇の始まりともいえる事件を、「小説だからこそ、書けることがある」と著者の言葉通り、空白を埋め、新たな証言・資料も加え、今だからこそ明かせる“真実”に迫った衝撃作。

書名:下山事件 暗殺者たちの夏
著者:柴田 哲孝
発行:祥伝社
定価:2000円+税

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