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「日本人だけが知らない 米中関係の真実」 日高 義樹著

  アメリカにとって、中国は「敵」か「味方」か。日本人の多くは、日米同盟より長い米中関係に気づいていない。だが、両国の関係を見極めることは、日本の安全保障を考える上で不可欠だ。
 アメリカの対中政策に影響力を持つキッシンジャー博士の知遇を得て、ニクソンからオバマまで、8人の大統領の政治を間近で見てきた著者。だからこそ書ける米中両国の真実を暴いた本書は、日本のこれからを占う羅針盤となるだろう。
 著者はキッシンジャーと中国の蜜月関係、中国と戦いたくないアメリカの国民感情、対中国戦略を知らないオバマ大統領について指摘。一方で、中国はアヘン戦争以来列強に蹂躙(じゅうりん)された恨みを抱き続けている。そんな中、米中の力の差が広がる現状を踏まえて、来るべき両国のバランス関係などについて、ハドソン研究所の主席研究員である著者が、明解に解き明かしている。

書名:日本人だけが知らない 米中関係の真実
著者:日高 義樹
発行:KKベストセラーズ
定価:1300円+税

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