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「ゼロの迎撃」 安生 正　著

宝島社
正
夕刊フジの書評から
2014/11/ 5
 　「このミステリーがすごい！」大賞受賞作「生存者ゼロ」著者の最新作。暴風雨に見舞われた東京に謎のテロ集団が上陸し、「明朝までに東京を壊滅させる」のメッセージが流された。民間マンションの占拠事件、複数箇所での爆発などで死傷者が相次ぐなか、「敵」の正体を突き止める任務を受けた防衛省情報分析官、真下三佐の長い夜が始まる。
　朝鮮人民軍、中国人民解放軍・・・半島の精鋭に対し、都心での実践に何の準備、情報もなくゼロの状態から迎え撃つ日本の政治家、官僚、自衛官たち。最後のとりでになるのは国を守る意志、覚悟・・・。
　自衛隊全部隊に向けた首相の決意に満ちたメッセージ、刻々と展開する彼我の戦いぶりは圧巻。中韓の脅威、核、日米安保など、日本の安全保障を取り巻く状況に照らし、安穏としていられなくなる。

書名：ゼロの迎撃
著者：安生 正
発行：宝島社
定価：1400円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代～60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」（http://www.zakzak.co.jp/）で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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『書籍　強・金・龍』　竜庵著
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