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「ランドセルは海を越えて」 内堀タケシ 写真・文

  6年間の思い出が詰まったランドセルを何かに役立てることはできないか。そんな声からスタートした社会貢献活動がある。
 ランドセル用素材として7割以上のシェアを占める人工皮革「クラリーノ」を生産しているクラレが中心となり、全国から善意で集まったランドセルを、世界で最も物資が不足している国のひとつであるアフガニスタンの子供たちにプレゼントする「ランドセルは海を越えて」だ。今年で10年目を迎え、これまでに海を越えたランドセルは8万個以上にもなる。
 本書は、海を渡ったランドセルが、子供たちの未来への希望となっていることを写真とわかりやすい文章で紹介。日本の子供たちの普通の生活がどれほど貴重なのかを改めて考えさせられる。
 厳しい生活にありながら、無邪気な笑顔を見せてくれる子供たちの姿が印象的だ。

書名:ランドセルは海を越えて
著者:内堀タケシ 写真・文
発行:ポプラ社
定価:1470円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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