部屋に物があふれ片付かないと、お金が貯まらない悪循環に陥ると著者の丸山晴美さんは警告する。本書『1年で100万円貯まるすっきりお片づけ生活』（宝島社）は、片づけをすることによって、自分を見つめ直し、滞っていた流れがうまく循環し、結果的にお金も貯まると説く。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー、節約アドバイザーといくつもの肩書きを持つ丸山さんは、うまくやれば1年で最高169万1180円貯まるというのだが......。
その内訳を見てみよう。額の大きなものから順に挙げると
○車 手放して272,320円 ○食費 外食を減らし自炊にして240,000円○ショッピングモールに行く回数を減らして200,000円 ○クローゼット レンタルサービスを利用して193,200円これだけでも約90万円の節約となる。このほか細々と節約すると簡単に100万円は貯まるという計算だ。
もっともなるほどと思ったのは、「片づけは時間の貯金につながる」という考え方だ。整理整頓した部屋だと時間の貯金につながり、時間ができると、いろいろな形でお金が貯まるという。自炊する時間が増えれば外食費が減る。週末に作り置きをすればランチ代の節約になる。「時は金なり」という言葉を思い出してほしいという。
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基本的には、いま持っているものを手放そうという考えがあるようだ。キッチン回りには実は不要な家電や食器があふれているという。この本を片手に家を片づけるところから始めてみようと思った。
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