著者の三木歌奈女は、東京・表参道のボディメンテナンスサロン「ecura」オーナー。病弱な幼少期を過ごした経験から、学生時代より健康・美容・身体にまつわることに高い関心を持つ。現在は「ecura」の運営を続ける傍ら、様々なメンテナンス方法を実践している。
「ecura」は、身体の仕組みから美しくすることをミッションとするラボ。「ecura」は、「essential(本質的に価値のある)+cura(お手入れ。ケアの語源)」を意味する。
著者は子どもの頃から身体が弱く、「本当に暗い少女時代」を過ごした。様々な健康法を試しても長続きしなかったが、40歳を超えた頃、あるボディメンテナンス法と出合ったことで、変化が表れたという。自分のように、身体が弱くて悩んでいる人を1人でも救いたい思いから、サロンをオープンした。
本書『後ろ姿に美が宿る』(クロスメディア・マーケティング、2017年)は、「自分を知る」「トライしてみる」「関わってみる」「がんばりすぎない」「自分に気づく」の5章で構成されている。
サロンオーナー直伝の美容・健康の本かと思ったら、内面から美しくなるためのヒントが満載だ。「心も、身体も、健康であること。これが"美しい女性"の第一条件」と著者は言う。
一般的な青春時代を過ごせなかった著者は、60歳間近の今、「身体が元気でなかった頃には考えられなかった」ほど、様々な挑戦をして人生をイキイキと楽しんでいる。無限の可能性があって何でも挑戦できるから、若い頃に戻りたい...と思うこともあるが、年齢を言い訳にしてはいけないのだと気づかされる。
「歳を重ねても成長が止まらないためには、向上心を持ち続けることが大切」「40歳から始めたお稽古事も...80歳にしてキャリア40年のベテランになれる」など、常に今がスタート地点なのだと鼓舞される。健康な身体と心を持ち、美が背中ににじみ出るような女性になりたいものだ。
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