中高年の転職が増えているという。65歳定年制を導入する企業も多いというが、会社だけに自分のキャリア形成を任せていいものだろうか? 在職中に何か、すべきことはないのか? という人に読まれているのが本書だ。
著者の永井孝尚さんはマーケティング戦略アドバイザー。『100円のコーラを1000円で売る方法』などで知られる。
自分という商品作りの出発点は「競争を避けて好きなことをする」ことだという。戦わずして勝つための戦略の一つが「バリュープロポーション」。相手のニーズに合っていて、しかも自分しか提供できない価値のこと。それが本物かどうかを検証するには4つのポイントがあると説く。
1 その仕事がすきか 2 必要とする人がいるか 3 ほかに誰も提供できないか 4 その強みはまねするのが難しいか
実は中高年こそ、これまでの仕事を通じてバリュープロポーションを持っているという。ただそのことを考えていなかったり、組み立てまでしてこなかったのだそうだ。
「強みを磨いて一段一段高めていけば、その人しか占められないポジションはある」と中高年にエールを贈る。あまたの自己啓発本とは違う、実践の書だ。
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