読むべき本、見逃していない?

高校で「大学の授業」を受ける

書評掲載元:暮しの手帳 2017年9-10月号
  • 書名 高校生と考える 人生のすてきな大問題
  • サブタイトル桐光学園大学訪問授業
  • 監修・編集・著者名加藤典洋ほか 著
  • 出版社名左右社
  • 出版年月日2017年4月 5日
  • 定価本体1700円+税
  • 判型・ページ数A5判・並製・416ページ
  • ISBN9784865281613

 神奈川の桐光学園といえばサッカーが強いことで有名だ。中村俊輔ら多数の名選手を輩出している。野球も盛んだ。甲子園にも出ている。県外者から見ると、スポーツ学校のように思えるが、実は偏差値も高く、難関大学への進学者も多いらしい。

 桐光学園の特徴のひとつに、各界、学界の有名人を招く「訪問授業」がある。多様な学問分野における第一人者が、大学レベルの授業をする。土曜の4時間目に年間20回実施される。今年度の講師のリストには谷川俊太郎や坂本龍一、日文研の井上章一氏らの名前が並ぶ。

 講義内容は順次単行本になっている。2017年4月刊の『高校生と考える 人生のすてきな大問題』も、このシリーズの一冊だ。講師陣には竹宮惠子、田原総一朗、佐伯啓思、加藤典洋、苅部直、松井孝典、内山節、荻野アンナなど多ジャンルの有名人、学者が並ぶ。これだけの講師陣を年間20人もそろえるのは大変だろう。教師がやっているのか、間に企画会社が入っているのか分からないが・・・。

 本書が「暮しの手帖」2017年9-10月号「本屋さんに出かけて編集部員が見つけた本」のコーナーで、紹介されていた。「10代で彼らの授業を受けられるなんて、うらやましい」などのコメントが付いている。

 そういえば、東大教授・加藤陽子さんのロングセラー、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』も高校生相手の講義がもとになっていた。同じ神奈川の栄光学園。超難関校として有名だ。都会の中高一貫私立はさすがにレベルが高い。地方の公立高校生も、これらの本を手に取って、授業に参加してみては。

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