トヨタ自動車の内幕をフィクションで再現したと評判になっているのが本書だ。昨年秋の発売後、誰が書いたのか犯人捜しが行われ、出入り禁止になったジャーナリストもいたという。経済記者でもある著者が「サイゾー」のインタビューに応じたのを機会に取り上げたい。
元社長の奥田碩氏がモデルとも言われ、創業家との確執が描かれている。トヨタ本社に近い愛知県内では「禁書」の扱いと梶山氏は語っている。
「トヨタの日本のメディアへの広告出稿費は巨大。そのため忖度が生まれ、真実がきっちり伝えられない」とも。
プリウスの成功により、大きく利益を伸ばしたトヨタ自動車だが、自動運転への対応、さらなるエコカーの開発など課題もある。自動車産業がどうなるのか? 内幕モノという範疇を超えた骨太の経済小説である。
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