今年ブレイクしそうな予感のある、山内マリコさん。ちまたの女子の間で大人気の小説家。ものを書くばかりでなく、トークショーもこなすし、地元富山のFM局では、パーソナリティも務めるほどおしゃべりも達者、多芸な才女です。
そんな彼女の新作は、フィガロジャポンで連載した10人の物語。
あゆこは『フィガロジャポン』を10年も定期購読しているのに、パリに行ったことがない。人生に臆病なまま35歳を迎えたある日、まぼろしの映画『デイデイ-ヌ』に魅せられて、彼女はついにフランス行きを決意する……。
書き下ろしの最終話「わたしはエトランゼ」で、読者をアッと驚かせるしかけが待っています。あなたの脳のシナプスの一つひとつが連結する瞬間が訪れます。さあ、2015年の幕開けは『パリ行ったことないの』で決まりです。
山内マリコ MARIKO YAMAUCHI
1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。京都でのライター生活を経て上京。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。著書に『ここは退屈迎えに来て』、『アズミ・ハルコは行方不明』、『さみしくなったら名前を呼んで』(いずれも幻冬舎)がある。
書名:パリ行ったことないの
著者:山内マリコ
発売日:2014/11/28
定価:本体1600円(税別)