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自己啓発の元祖『引き寄せの法則』、初邦訳の記事も併せて登場

 「引き寄せの法則」とは「富を強く思えば富を、幸せを強く思えば幸せを引き寄せられる」というもので、ご存知の方も多いでしょう。
この考え方は20世紀前半に欧米の思想界の流れを大きく変え、ジョセフ・マーフィー、ナポレン・ヒル、デール・カーネギー、スティーブン・R・コヴィー、中村天風など、多くの思想家や成功者を生み出したともいわれます。

現在ではさまざまな成功者が実践し、その方法論を発表していますが、「引き寄せの法則」概念を世界に初めて紹介したのが、本書の著者ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンでした。

彼は1862年にボルチモアで生まれ、1894年に資格を得て弁護士として働き始めましたが、過労と過度のストレスから心身両面で健康を壊してしまいます。そんな彼が救いを求めて出会ったのが、ニューソートでした。ニューソートとは気持ちを明るく保つことによって運命が開けるという考え方で、現在の成功哲学や自己啓発の源流となったとも言われています。

本書の元となったのは、アトキンソンが1906年に発表した『Thought Vibration or the Law of Attraction in the Thought World』です。中にはアトキンソン本人の手になる2つの記事があわせて掲載されており、それらを含めてすべて省略することなく紹介するのは、本書が初めてになります。

アトキンソンが最も大切にしている信念の1つは「自立せよ」です。人に頼って生きようとする態度を何よりも嫌い、自分で自分の思考、感情をコントロールすることの重要性をストレートな言葉で示してくれます。
それは決して、ただ何もせずに祈っていれば状況がよくなるとか大金持ちになれるといった夢をかなえるようなものではありません。しかし、正しく理解し、実践できた者には成功を約束してくれるでしょう。アトキンソンが苦悩の末に手にした真理、「引き寄せる力」をあなたのものにしてください。

■商品詳細
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=66308&c=9784775941140

■著者
ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン
1862年、アメリカのメリーランド州ボルチモアに生を受ける。少年時代より苦役を担う労働者人生を歩み始め、1894年、32歳で弁護士となり成功を収めるが、その仕事のストレスによって精神を病んでしまう。療養中「ニューソート」に触れることに端を発し、自らの心身の回復経験を盛り込んだ著作をその後数多く上梓。アメリカにおける「ニューソート」運動の中心となる。1932年カリフォルニア州にて没。

書名:【原典完訳】引き寄せの法則
著者 :ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン
訳者:関岡孝平
発売日:2013/5
定価:1,200円(+税)

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