700万年の歴史を抱く、人類揺籃の場所。
多様な生態系と、多彩な動植物たち。
金にダイヤにレアメタルといった、天然資源の宝庫。
褐色の皮膚にこそ映える、色鮮やかなファッション。
独特のタッチが躍動する絵画に、不思議な形状の彫像。
理解を超えた文化を受け継ぐ、幻の少数民族たち。
膨大な面積が毎年砂に変わる、不毛の大地。
難民を生み出し続ける、終わらない地域紛争。
悪しき衛生状態と、絶望的な経済格差の溝――。
知るほどに見えてくるのは、
一見矛盾に満ちた、多重人格な大陸の姿。
自分たちのモノサシでとらえようとする必要はない。
見たままを受け入れ、感じてほしい。
折り重なった多面的な顔をもつ、
それこそがアフリカの魅力なのだから。
●人類誕生の礎となった、揺りかごのような谷。
●伝統がいまだ残る、マサイ族の村。
●自然の楽園で、動物たちの息づかいを味わう。
●伝説の画家、ティンガティンガの生きざま。
●黒く輝く木彫りの像に、大地の精霊が宿る。
●タンザニア人の自宅に、お邪魔してみました。
●アフリカには、こんな世界遺産があった。
●目に見えない“何か”を表す、仮面・像の正体。
●貧しくても元気いっぱい、音楽はエネルギーの源。ほか
第2特集は、登山家・野口健が見た、アフリカの光と影。
誌名:Pen8/15号
発売日:2013/8/1
特別定価:630円(税込)