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TPP参加は「主権」の投げ売り、黒い条約だ! 『TPP亡国論』中野剛志が放つ最後の警告『TPP 黒い条約』

  ついに日本がTPP交渉に参加をしてしまう。その日を目前に、TPP反対派の旗手、そして20万部を突破した『TPP亡国論』の著者である中野剛志氏が、いわば最後の警告の書を世に放つ。今回の『TPP 黒い条約』緊急出版では、中野剛志氏とともに、TPP問題を早くから掘り下げてきた気鋭の論客たちが、怒りをぶつけている。
 TPP参加は、まさに「主権」の投げ売りだからだ。 
 衰退するアメリカ。そのアメリカ依存から抜けられない日本。この構図の中で今、アメリカが日本を徹底的に搾取しようとしている、と中野剛志氏は、第一章で日米同盟の変質とTPP問題を結びつけて論じている。
 しかしながら、政府やマスコミの説明は、あいかわらず、「TPPは日本の成長を助ける自由貿易協定」というものだ。実際は、99%のわれわれ国民に対して、1%のグローバル企業・超富裕層が仕掛けた罠にもかかわらず、国民に真実は知らせないまま、TPP交渉、条約批准に突き進んでいる。
 TPPに日本が参加してしまえば、我々国民の生活は総くずれだ。農業だけの「問題」だとして矮小化されがちだが、金融、医療、そして雇用など、すべての国民に直結する大問題なのだ。この状況を国民として放置していいのか。参加から批准へと進んでしまってよいのか。七人の怒れる男たちの声をまずは本書で聞いてみてほしい。

【目次】
    序にかえて                     中野剛志
第一章 世界の構造変化とアメリカの新たな戦略
    ―TPPの背後にあるもの―           中野剛志
第二章 米国主導の「日本改造計画」四半世紀  関岡英之
第三章 国家主権を脅かすISD条項の恐怖     岩月浩二
第四章 TPPは金融サービスが「本丸」だ      東谷 暁
第五章 TPPで犠牲になる日本の医療        村上正泰
第六章 日本の良さと強みを破壊するTPP     施 光恒
第七章 TPPは国家の拘束衣である
    ―制約されるべきは国家か、
     それともグローバル化か―         柴山桂太

 http://shinsho.shueisha.co.jp/nakano/

書名:TPP 黒い条約
著者:中野 剛志, 関岡 英之, 岩月 浩二, 東谷 暁, 村上 正泰, 施 光恒, 柴山 桂太
発売日:2013年6月14日(発売中)
定価:798円(税込)

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