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反原発デモでツイッターの威力は証明された!?

反原発デモで、今やツイッターの存在は欠かせないものになっている。驚くほど速く情報は伝わり、参加者は増えていく。マスコミ報道はあまりにささやかだが、このデモをあなどるべからず。少数者の反乱からマスの反乱になりつつあるのだ。この現状をみると、社会運動家にとって、ツイッターがいかに情報ツールとして有効かがわかる。瞬時にして、マスに向かって情報発信するのと同じことになるのだ。共感を呼べば、瞬く間にリツイートされ、情報はどんどん拡散していく。

さて、そんなツイッターだが、もっと有効にこのツールを活用するには、どうしたらいいのか。それをツイッター社ソーシャルイノベーション&フィランソロピー部門責任者が持論を披瀝して、明かしてくれる。豊富な事例をもとに、「誰がツイートすればいい?」「どれくらいの頻度で更新すればいい?」などの基本から、チャリティーイベントでの告知法まで、社会貢献活動のためのツイッター活用術を詳述する。

彼女のツイッター活用モデルは、TWEETの文字をとって、T.W.E.E.T.モデルとしている。シンプルなその手法は、だれもがわかり、実践可能なものであり、これから社会貢献活動を始めたい、あるいはもっと効果的に活動をしたいあなたにとって、非常に有益な実践モデルとなるはずだ。
〈T.W.E.E.T.モデル〉
T(Target;設定) ツイッターを始める理由と目的(ターゲット)をはっきりさせる
W(Write;投稿) ターゲットに向けて効果的にメッセージを発信
E(Engage;交流) ツイッターの機能をフルに活用し、他のユーザーと積極的に交流
E(Explore;開拓) 常に新しい情報、新しいフォロワー、新しい有力ユーザーを開拓
T(Track;検証) 当初の目標の達成度を検証。現時点での成果と課題を確認
クレア・ディアス=オーティス
2009年より、ツイッター社ソーシャルイノベーション&フィランソロピー部門責任者。法人、個人がツイッターを有効に活用するための“T.W.E.E.T.モデル”を考案し、世界各地で講演活動を行っている。エイズで両親を失ったケニアの子どもたちを支援する非営利団体ホープ・ランズの共同創設者でもある。スタンフォード大学大学院で人類学を学んだ後、スコール財団の奨学生として英オックスフォード大学でMBA(経営学修士)を取得。世界4大陸で過ごし、50カ国以上を歴訪。ビジネスウィークやハフィントンポストなどに寄稿している。

書名:社会を動かす、世界を変える 社会貢献したい人のためのツイッターの上手な活用法 
著者:クレア・ディアス=オーティス
訳者:永井二菜
発売日:2012/8/2
定価:1,575円(税込)

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