東京は山の手と下町が交錯した都市で、とても起伏に富んでいる。そして新橋、日比谷、築地、汐留、日本橋、深川、溜池、入船など、水に関係する地名がとても多い。
地名研究家の谷川彰英氏が発見した高低を示す古地図でこれらの地の標高を調べると、ほとんどが標高10m以下になっている。最近の調査では、首都圏でも過去に10m級の津波襲われた地域があったという。そのような、大津波が襲ってきた場合、その場所は水没してしまう可能性が高い。
『地名に隠された「東京津波」』を読んで、水の被害に遭う可能性が高い地域に住んでいる人は、心構えをしてほしい。
書名:地名に隠された「東京津波」
著者:谷川彰英
発売日:2012年1月20日
定価:880円