2023年10月20日、脳科学者の中野信子さんとお笑いコンビEXITの兼近大樹さんによる新書『笑いのある世界に生まれたということ』(講談社)が発売された。
配信動画が話題となり、発売前から、Amazonのジャンルランキング1位(「臨床心理学部門」「落語・寄席・演芸部門」2023/10/13調べ)を獲得している。
本書は、高卒認定試験に向けた勉強を教える先生と教え子の関係である中野さんと兼近さんが、「なぜ、私たちは笑いを必要とするのか」を大テーマにくり広げられる異色の対談を収録したもの。
なぜ人間だけがお金を払ってまで笑うのか? 「いじり」と「いじめ」はどこが違うのか? 笑いとリテラシーはどう関係しているのか? 「地アタマが良い」とはどういうことか? さまざまな疑問について語り合っている。
たとえば、欧米と比べて差別的な笑いに厳しいとされる日本では、欧米では許されない暴力的な笑いが許容されているという「笑い」の文化の違いや、翔んで埼玉の「埼玉イジリ」を、ヨーロッパでいう「ドイツイジリ」に例えた説明など、意外と知らない笑いについての知識が身につくトークが満載となっている。
兼近さんが見た、お笑い界のレジェンドたちのコミュニケーション力や上手なリアクションを、中野さんが専門知識をもとに分析。仕事はもちろん、日頃のコミュニケーションにも役立つ1冊だ。
〈目次より〉
●人間にとって笑いとは何なのか
●人間はお金を払ってでも笑いたい
●「笑い」はHappy pills
●兼近が説く「緊張と緩和」理論
●芸人のコミュニケーション力
●芸人は逆ルッキズム
●単純接触効果でジワジワ笑える
●偏差値より地アタマ
●ダニング・クルーガー効果がエグい
●自分を好きでいられるための処世術 他
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