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アメリカで活躍する日本人デザイナーの会話術。「会ったら最初に○○を聞く」

ニューヨークのクライアントを魅了する 「もう一度会いたい」と思わせる会話術

 アメリカで活躍する日本人は、いかにして個性の強いクライアントたちの心を掴んでいるのか?

 ニュージャージー州とニューヨーク州を拠点に活動するインテリアデザイナー・吉田恵美(さとみ)さんの初の著書『ニューヨークのクライアントを魅了する「もう一度会いたい」と思わせる会話術』(新潮社)が、2023年5月25日に発売される。


 世界最大のデザインサイト「Houzz」で、なんと「Best of Houzz」賞を10年連続受賞している吉田さん。デザインセンスの高さはもちろんのこと、クライアントとのこまやかなコミュニケーションで信頼を勝ち取ることが、活躍の秘訣だという。

 19歳でアメリカに留学した当初は、友人や教授が話す言葉もほとんど聞き取れなかったそう。言葉や文化の壁を乗り越えた会話術は、「相手の話をとことん聞くこと」だった。アイオワ州立大学インテリアデザイン学科を首席で卒業し、2005年に独立してから今に至るまで、「とことん聞く」ことで、デザインにシビアなクライアントからも信頼を得続けているという。

 以下は、本書で紹介されている会話術の一部だ。

・初対面では、メモより対話。
・最初に「嫌い」を聞く。
・自己主張する時は論理的に。
・「当たり前」を疑う。
・「できること」と「できないこと」を伝える。
・クレーム対処の時こそ冷静に。
・雑談の中で、相手の興味を知る。

 他にも、顧客自身が気づいていない願望を聞き出す質問法や、予期せぬトラブルの解決策など、職業や国籍にかかわらず参考になる方法が盛りだくさんだ。


■吉田恵美さんプロフィール
よしだ・さとみ/福岡県出身。高校卒業後、19歳で渡米。1994年アイオワ州立大学芸術学部インテリアデザイン学科を首席で卒業。アメリカの大手建築会社勤務を経て、2005年デザインスタジオ 「YZDA」を設立。ニュージャージー州とニューヨーク州を拠点に、主に個人住宅のインテリアデザイナーとして活動中。米国内を中心に著名人を含め幅広い顧客を持つ。世界最大のデザインサイト「Houzz」で、「Best of Houzz」賞を10年連続で受賞。「シンプル&クラシックモダン」をコンセプトに、顧客のライフスタイルに寄り添ったデザインを提案する。インテリアのみならず、家具、照明、プロダクト等、トータルデザイナーでもある。2018年フジテレビ系「セブンルール」などに出演。同年に東京オフィスを設立し、講演や執筆など活動領域を広げている。

吉田恵美さん
吉田恵美さん

吉田さんの代表作の一つ、ミシガン州のレイクサイドハウス
吉田さんの代表作の一つ、ミシガン州のレイクサイドハウス

※画像提供:新潮社


   
  • 書名 ニューヨークのクライアントを魅了する 「もう一度会いたい」と思わせる会話術
  • 監修・編集・著者名吉田 恵美 著
  • 出版社名新潮社
  • 出版年月日2023年5月25日
  • 定価1,760円(税込)
  • 判型・ページ数四六判変型・200ページ
  • ISBN9784103550716

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