2022年12月22日発売の「FRaU 2023年1月号」(講談社)の表紙には、女優の上白石萌音さんが登場。江戸切子の手仕事を体験して"もの選び"について考える、まるごと1冊SDGs号となっている。
今回で7冊目となるSDGsを特集するFRaU1月号。SDGs目標12の「つくる責任、つかう責任」にフォーカスした今号は、「これから、選びたいもの。」をテーマに、各地で環境に配慮したものづくりを行うつくり手を訪ね、一方で、私たち消費者が主体的に考え、選びとっていきたいもの、そのヒントについて掘り下げる。
特集「つくる人たちと、選びたいもの。」では、地球の環境やかかわる人たちへの配慮がされているか、伝統を守り、きちんと次世代へ継承されているかに着目し、サステナビリティな視点でものづくりの現場を訪ねる。「最近買った、いいもの」特集では、モデル、クリエイターら11名がもの選びの基準や背景などを語る。このほか、歌手UAさんのカナダでの暮らし、宮沢りえさんと考えるニュービューティー論も。
巻頭インタビューには、上白石萌音さんが登場。最近、職人による手仕事の品を暮らしに取り入れているという上白石さんが、江戸時代からさまざまな伝統文化や手仕事が残る墨田区へ。江戸の庶民に親しまれてきたガラス工芸「江戸切子」の技術を今に伝える工房兼ショップ「すみだ江戸切子館」で、江戸切子づくりを体験した。
色をつけたガラスを高速回転する砥石に当てて削ることで、繊細なカットを施す江戸切子。職人の技を間近で見学した上白石さんは、「私にもできるかな?」と最初は不安げだったが、いざ体験を始めると「楽しい!」と笑顔に。職人さんも驚く集中力で、通常の半分ほどの時間でオリジナルの江戸切子を完成させた。
「江戸切子づくりを体験してみて実感したのは、人の手がつくるものの尊さ。それを体感として知った今、身の回りにあるものすべての背景に、誰かの手があるんだなと感じます。そう思ったら、自然と大切にしたいという気持ちが湧いてきます」
和蝋燭や染物など、他の伝統工芸も体験してみたいと語った。
プライベートのお買い物では、「衝動買いをせず、本当に欲しいのか、これを5年、10年先まで大切に使っていけるか」をじっくり考えるという。日頃のもの選びで気を付けていることについて聞くと、「買って、飽きて、すぐ捨てる。その行為は悲しいですし、作った方にも申し訳ない。それにお財布も痛いですしね」との答えが。また、ものとの向き合い方について大きな意識の変化を与えてくれた、あるアーティストとの出会いのストーリーも。
20代の上白石さんにとって、今、世界が抱える課題は、自分達が生きる未来を大きく左右するものばかり。厳しい現実をしっかりと受け止めつつも、「環境や社会の問題に対して、勇気を持って言葉と行動にしていきたい」という。
さまざまなSDGsの目標の中で、「つくる責任、つかう責任」は、毎日の買い物に直結する、とても身近なテーマ。「買い物は投票だ」という言葉が示すとおり、私たちの日常が世界を変える大きな一歩になるかもしれない。そんな気づき、たくさんのヒント、メッセージが詰まったFRaU1月号、手にとって眺めてみて。
FRaU2023年1月号 商品情報
・Here and Now UA、いまここにある暮らし。
・Lead to the Future 上白石萌音、東京の手仕事を訪ねる。
・Possibilities for Future Tools 塩野瑛久、未来の道具を見に行く。
・Good Things to Buy in 2022 最近買った、いいもの。
・Users: Sustainable Choice 私たちが選びとるもの。
・Makers: Sustainable Production つくる人たちと、選びたいもの。
・Sustainable Department FOOD / BEAUTY / FASHION / KITCHEN / GREEN
・未来を考える人。 小林武史 / 長濱ねる / 木村昴 / 野田クリスタル / トリンドル玲奈
・宮沢りえ これからのビューティを考える
・How to Change to a Borderless World ビューティの世界で進むボーダレス化とは?
・Sustainable Cosmetic 私たちがサステナブルコスメを好きでたまらない理由。
・Change Our Mindset これから選びたい場所。マインドセットを進化させる美容室。
・How to Reduce Unconscious Bias 美しさにまつわるアンコンシャスバイアスとは?
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?