おうち時間を増えて、ペットを買われるご家庭が増えたからこそ、話題となっているのは「ペット探偵」。「ペット探偵」とは、その名の通り、いなくなってしまったペットを専門に探すプロフェッショナルである。
今回はそんなプロの「ペット探偵」藤原博史さんが全面監修した『美桜のペットさがしノート 大切な家族がいなくなった!?』(KADOKAWA)が、8月8日に発売された。小学生に人気の角川つばさ文庫から刊行されているので、難しい本が苦手でも、手に取りやすそうだ。
主人公である渡辺美桜(わたなべ みお)ちゃんの家で飼っていたのは、猫のミケ。しかしお出かけ先で家族とはぐれてしまい、いなくなってしまったのだ。人間ではないので警察に捜索願を出すわけにもいかず、「もう二度と会えなかったらどうしよう」「どこかでヒドイ目にあっていたら・・・・・・」と、不安でいっぱいになっている美桜の強い味方となってくれたのが、ペットさがしの専門家、相原ゆみさんだった。
ペットがいなくなってしまったら一つの方法として、ペット探偵への相談があることを知った美桜。途方に暮れていた美桜たちを助けてくれたペット探偵の相原さんに憧れ、弟子入りを志願することに。
ペット探偵の行う的確なプロファイリングを通して、ペットたちが人間に見せてこなかった新たな一面とは――。無事にミケは美桜の元に帰ることができたのだろうか。ペットを飼うご家庭が多い今だからこそ、お子さんにとってもおすすめできる作品となった。
また本書は、読書が苦手な人でも楽しめるように、人と動物のキズナを5編に分けて収録している。長い間、読書に集中するのが難しい子どもでも、飽きることなく読み進められるかも。
さらに各話の最後には、美桜によるワンポイントメモもついているので、作中の学びもしっかり振り振り返ることができる。夏休みの読書感想文にもぴったりの1冊だ。
□プロフィール
藤原博史(ふじわら ひろし)さん
兵庫県生まれ。ペット探偵。1997年「ペットレスキュー」を設立。迷子動物の的確なプロファイリングで、高い捜索・捕獲実績がある。
NHKのドキュメンタリードラマ「猫探偵の事件簿」シリーズのモデルをつとめ、『情熱大陸』をはじめ、メディアへの出演実績多数。『210日ぶりに帰ってきた奇跡のネコ』(新潮新書 刊)や『ペット探偵は見た!』(扶桑社 刊)など、数多くの著書も持つ。
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